ゲームの本質を媒体毎で考えてみよう・その2 小説とゲーム

  • 2019.12.23 Monday
  • 03:27

さて、予定より遅れて投稿した本コラムですが、語る前に前記事の

補足をしたいと思います。前記事ではそれぞれの媒体毎に区切って

考えてみようと記述しましたが、具体的にどう考えておくのかを

書いていませんでしたので書きます。本コラムは単純に

ゲームと他の媒体とどこが似ていて、どこが違うのかを

比較する形で考えてみるというものです(前記事も、分かりやすく

する為最後の方を軽く修正しました)。

 

まずは小説とゲームとの似ている点です。

・プレイヤー及び読者の手を介入しなければ進まない。

・ゲームはセーブシステム、小説はページ番号もしくはしおりに

 よって途中から再開することが出来る。

 

次に双方の違い

・小説は基本的に絵が無く、テキストによって人物像や情景をイメージするが

 ゲームは絵や音、加えてテキストと複数の要素で描かれる。

・小説は流れが完全に固定されていて、プレイヤーによる干渉は一切できないが

 ゲームは大まかな流れこそあれど、結末に至るまでの過程は異なる。

 

大まかなものとしてはこんな感じかな。

 小説はゲームのように音が出ずボタンも存在しない為物理的な疑似体験感こそ

劣るものの、テキストによる描写は、決まった動きしかしないゲームとは

比べ物にならないくらい豊富です。そして何より、テキスト描写は絵が無い分

読者毎に受け取り方が異なり、加えて作者毎に書き方も異なるのも相まって

上手く嵌れば他とは比べ物にならない没入感が得られます。またゲームと違い

1ページ毎、1行毎と簡単に振り返ることが出来て分からないところが出ても

理解しやすいです。

 一方で基本テキストだけなので文学慣れしていない人にはイメージがし辛く

分かりにくくなってしまう。特に聞きなれない言葉があった場合、それに関する

描写が分からないまま進んでしまうことになります。ゲームはノベル系でなければ

動きで表現されるのでテキストが不足してもある程度はカバーできます。

またお金やアイテム、または好感度といった欲求を満たすリアクションが

プレイヤーに示されるのに対し、小説は人物を中心とした内容になるため

読者がその人物に感情移入できなければ大きなストレス要因になりやすいです。

 

まとめ

 小説はゲームと比べると、テキストによる深く豊富に描写が可能なことから、人物の

伝記または世界への没入を売りにした媒体と言えます。ゲームがプレイヤーの

能動的な行動による没入なら、小説は読者の受動的な感性に任せた没入、という

風に本質的には似たものの、関わり方の違いで印象が大きく異なる事に驚きました。

ゲームにビジュアルノベルが存在するのも、本質的に同じで相性が良かったから

というのがあったのかもしれませんね。

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